vsヴァリアー、大空戦中。
「雲雀のやつ何考えてやがんだ」
前を行く獄寺が言った。
苛々と。
「何って、あれだろ。並盛の風紀 」
「だからそれって何だって言ってんだよ」
さあ。なんだろな。
角を曲がれば体育館の入口。という所で遠くで爆発音がしてでっかいコンクリートの塊がとんできた。壁にぶつかってべっこり大きな凹みが出来る。
ああ、雲雀が見たら怒るなぁ。
オレは上空の爆発の犯人、ザンザスを見る。
つか本当、穏やかじゃねーよなー。
隣で戦ってるツナを見る。
あいつも本当は……つか、ツナは本当に、こーゆーの好きじゃねぇのに
ツナは、平和なのが好きだ。普通なのが好きだし、オレも普通のいつものツナが好きだ。
オレはどーだろ。
また飛んで来た破片をよけて、考える。
正直、結構楽しい。
きっといつも野球してるからだ。
いつだって真剣勝負だし、そういうのは好きだ。それに、オレは最初っからあんまりふつうじゃない。
負けたこととか、あんまりないのな。
つまらない。と思ったこともある。オレも普通ならよかったって。
でも、そんなの思い上がりで、県大とか地区とか全国とか、オレより強いのは大勢いる。そいつらと試合するのは、楽しい。きっと、本気で野球してきたのは、本気でやらなきゃオレより強いやつとは対戦出来ないからだ。いま、野球じゃないのにけっこー楽しいのは、周りがみんなオレより強いからだ。
あー、オレ普通じゃなくてよかった。
ああそっか
なんとなく、オレは理解した。
じゃあきっと雲雀は強すぎるんだ。だからきっとつまんなくて、拗ねてんだ。
オレはなんだかおかしくなってきた。
うん。なにかって言うと噛み殺すっていうあの態度、遊び相手が欲しいんじゃないか? 一人だけ普通じゃないから退屈で、拗ねてんじゃないのか?
あー、これが終わったら、こんど応接室に遊びに行ってみよう。野球、は、したくねーだろーから、刀持って。
普通の平和を見下ろして、一人だけ退屈を持て余してるうちのエースに。
「雲雀のやつ何考えてやがんだ」
前を行く獄寺が言った。
苛々と。
「何って、あれだろ。並盛の風紀 」
「だからそれって何だって言ってんだよ」
さあ。なんだろな。
角を曲がれば体育館の入口。という所で遠くで爆発音がしてでっかいコンクリートの塊がとんできた。壁にぶつかってべっこり大きな凹みが出来る。
ああ、雲雀が見たら怒るなぁ。
オレは上空の爆発の犯人、ザンザスを見る。
つか本当、穏やかじゃねーよなー。
隣で戦ってるツナを見る。
あいつも本当は……つか、ツナは本当に、こーゆーの好きじゃねぇのに
ツナは、平和なのが好きだ。普通なのが好きだし、オレも普通のいつものツナが好きだ。
オレはどーだろ。
また飛んで来た破片をよけて、考える。
正直、結構楽しい。
きっといつも野球してるからだ。
いつだって真剣勝負だし、そういうのは好きだ。それに、オレは最初っからあんまりふつうじゃない。
負けたこととか、あんまりないのな。
つまらない。と思ったこともある。オレも普通ならよかったって。
でも、そんなの思い上がりで、県大とか地区とか全国とか、オレより強いのは大勢いる。そいつらと試合するのは、楽しい。きっと、本気で野球してきたのは、本気でやらなきゃオレより強いやつとは対戦出来ないからだ。いま、野球じゃないのにけっこー楽しいのは、周りがみんなオレより強いからだ。
あー、オレ普通じゃなくてよかった。
ああそっか
なんとなく、オレは理解した。
じゃあきっと雲雀は強すぎるんだ。だからきっとつまんなくて、拗ねてんだ。
オレはなんだかおかしくなってきた。
うん。なにかって言うと噛み殺すっていうあの態度、遊び相手が欲しいんじゃないか? 一人だけ普通じゃないから退屈で、拗ねてんじゃないのか?
あー、これが終わったら、こんど応接室に遊びに行ってみよう。野球、は、したくねーだろーから、刀持って。
普通の平和を見下ろして、一人だけ退屈を持て余してるうちのエースに。
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