おいでませ。
-
こちらは舞台裏、管理人のラクガキ帳カキカケblogです。
もはや完全に整理整頓を放棄しています。
ご気楽にどうぞ。
こうしんりれき
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- 感染ドミノ(山本と獄寺)(色恋ではない。) (そのほかの。) (02/07)
マフィア設定で。
昨日は雪だった。
朝、カーテンを開けたら外は真っ白で、
ああ、これは十代目に……、
だってこんなに積もっていたらチビどもが騒ぐし、お一人では……。
そう予定を立てかけて、それから、もうガキも遊ぶグラウンドもないんだと思い出した。
そもそも十代目は会談のために地球の裏側にいて、えーと、あの街は雪は降るのか?
手元の時計のうち一つは現地時間に合わせてあるけれど、天気まではわからない。
手が空いたら調べよう、定時の報告のついでにこっちは雪ですと言ってみよう
(多分喜ばれる、あまり昔話なんてしている時間はないだろうけど)
なんて考えながらシャツに袖を通して、朝食を摂って、報告書に目を通して、雑用みたいないつもの仕事をこなしていたら、いつの間にか、雪はすっかり溶けてしまっていた。
報告はとりやめた。
距離が開いてく。
時間ばかりが過ぎていく。
あの日の雪だけ溶けずに残ってる。
昨日は雪だった。
朝、カーテンを開けたら外は真っ白で、
ああ、これは十代目に……、
だってこんなに積もっていたらチビどもが騒ぐし、お一人では……。
そう予定を立てかけて、それから、もうガキも遊ぶグラウンドもないんだと思い出した。
そもそも十代目は会談のために地球の裏側にいて、えーと、あの街は雪は降るのか?
手元の時計のうち一つは現地時間に合わせてあるけれど、天気まではわからない。
手が空いたら調べよう、定時の報告のついでにこっちは雪ですと言ってみよう
(多分喜ばれる、あまり昔話なんてしている時間はないだろうけど)
なんて考えながらシャツに袖を通して、朝食を摂って、報告書に目を通して、雑用みたいないつもの仕事をこなしていたら、いつの間にか、雪はすっかり溶けてしまっていた。
報告はとりやめた。
距離が開いてく。
時間ばかりが過ぎていく。
あの日の雪だけ溶けずに残ってる。
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化学の実験でアルミニウムを燃やした。
テルミット反応、というそうだ。
目も眩むような、白い白い光が出て、銀色だったアルミニウム粉末は白いもえかすになって、代わりに真っ黒に錆びていた鉄が鋼の光沢を取り戻していた。
燃える銀色なんて、獄寺君みたいだと思ったんだ。
|・∀・)っ|)みょん
て、
書こうと思ったら記憶違いで、
マグネシウムリボンなら学校で燃やせるけど、
テルミットは無理だったんだぜ!
だけどネタメモ。
山本は鋼。
硬くてしなやか。刃物の光。
獄寺はアルミ。
単体じゃへたれな金属だけど、合金にすればジュラルミン。軽くて硬い。
しかし基本的な脆さは改善されてないからメンテナンス怠るとある日突然ばきっと折れる。
……獄寺だ。
テルミット反応、というそうだ。
目も眩むような、白い白い光が出て、銀色だったアルミニウム粉末は白いもえかすになって、代わりに真っ黒に錆びていた鉄が鋼の光沢を取り戻していた。
燃える銀色なんて、獄寺君みたいだと思ったんだ。
|・∀・)っ|)みょん
て、
書こうと思ったら記憶違いで、
マグネシウムリボンなら学校で燃やせるけど、
テルミットは無理だったんだぜ!
だけどネタメモ。
山本は鋼。
硬くてしなやか。刃物の光。
獄寺はアルミ。
単体じゃへたれな金属だけど、合金にすればジュラルミン。軽くて硬い。
しかし基本的な脆さは改善されてないからメンテナンス怠るとある日突然ばきっと折れる。
……獄寺だ。
彼はひどい有様だった。
切る暇もなく伸び放題の髪を乱雑に縛って、それでも落ちてくる伸び切った前髪を痛々しい程強く掴んで頭を抱えて、硬質なフォルムの指輪が額を傷つけうっすら血が滲んでいた。
彼自身はまるでお構い無しだった。背後に立つオレにもまるで気付いていないようだった。また、目の端が赤かった。
できれば誰も傷つけたくないんだ、と、会議の終わり際オレはうっかり口にしてしまった。
隣の彼には聞こえてしまった。
ああそれともオレ、聞こえるのわかってて、彼がオレの言葉を聞き逃すはずないこと知ってて言ったのかな。
決行前夜、ヒリヒリとした空気を隠しきれずに、それでもどうにか寝静まったふりをしているアジトの一角で、彼だけは煌々と目も眩むような白い光の下、まだもがいている。
足下に散らばった走り書きは、難しい漢字の専門用語と数式とアルファベット、たぶんイタリア語が、入り乱れてて、オレにはさっぱり読めなくて、自分一人でやってみせるからと防壁を作って突き放されたみたいな気分だった。
「寝ないの?」
わざと語尾を跳ね上げて、明るい疑問形にした。彼はビクリと肩を震わせた。
ほら、気付いてなかった。
暗がりから見てたオレのこと。
「明日、朝早いよ。君が先発部隊なんだから」
とりあえず、振り返ってはくれた。
部下の礼儀なんだ、きっと。
眼差しは休む気はないって言ってる。
ああ、どうしてこうなんだろう。
オレが痛いよ。
どこかわかんない。けど、君のその目で見られると、体の奥が痛むんだ。
痛い。
たったその一言を言い訳にして、せっかく君が作ってくれた床一面の走り書きを、努力の跡を忠誠心を踏み付けて、オレは彼に駆け寄った。
たった二歩だったけど、オレは全力疾走だった。
だって、痛い。
いっそ彼が居なかったらいいと思うぐらい。
このまま消えてくれればいいのに。
押し潰されて、居なくなってくれてもいい。
そう思いながら肩に手をかけて背中に腕を回して引き寄せた。抱くなんてやさしい気持ちじゃない。オレのからだに押し付けた。
骨が軋めばいい。息も出来なくなればいい。オレの痛さがちょっとでもわかればいい。このまま居なくなってくれてもいいんだ。こんなやつ大嫌いだ。
胸の辺りに湿った空気が吐き出された。
声だったのかもしれない。
知らない。
どうせ、十代目、しか言わないんだから。
「もういいから。」
声が怒った風に出て、いつもならしまったと思うところなのに、今日はもう、止めようとも思わない。
「もういいから。やめて。君がやらなくていい」
振りほどこうと、オレの胸に当てられていた腕が、急に力を失う。
「もういいよ。どーせいっつも無茶苦茶だし、ここってとき役に立たないし、怪我するし、非常識だし、暴走するか騒ぎを大きくするか全部吹き飛ばすしか能がないんだから。」
役立たずっていうんじゃないか、こーゆーの。
オレの腕のなかで獄寺君はどんどん冷たく小さくなっていく。
知ってるよ。
だってオレ、ダメツナだもん。
もういいって言われたときの、身体が消えてく感じはよくわかるんだ。
だから。
「もういいよ。獄寺君。
オレがいるから。
君がどんな失敗しても、
オレがいるから、
みんないるから、
君が無理しなくていい。
大丈夫だから、お願いだから、
もうやめて。」
腕のなかでどんどん彼の身体が小さくなって細く冷たくなって消えていく。
このまま消えてくれていいのに。
消えてしまえばいいのに。
そして残った最後の一かけらで、オレにしがみついて、オレのからだの奥の痛いところをふさいでくれたらいい。
そうしたら、オレも君も痛いところなんてなくなるのに。
でもきっとオレのそんな思いは彼には届いてなくて、彼もきっと今どうしようもなく痛い思いを抱えてて、この深い谷を渡せるなにかが見つからなくて、泣くことも出来なくて、オレはただ彼の身体をつかまえていた。
痛かった。
いつか伝わる日が来るんだろうか。
伝えられるようになるんだろうか。
痛いねって、痛かったねって。
多分獄寺君が右腕を目指すように、今はオレにも欲しいものがあるんだ。
でもそれはなんなのか、手に入れるにはどうしたらいいのかわからなくて、
痛くて仕方がなかった。
痛いから、きっと痛いはずの獄寺君の身体を抱いていた。
押し潰すみたいにしがみつくみたいに身体を寄せて、いつか朝が来るはずだから、長い夜をせめて泣かずに越えられるように。
朝が来たら夜が明けたら、君に一番に伝えられるように。
おしまい。
やっとなんか自分のなかで
つなさんがわかってきた。
気がするまぼろしだったらこまる
切る暇もなく伸び放題の髪を乱雑に縛って、それでも落ちてくる伸び切った前髪を痛々しい程強く掴んで頭を抱えて、硬質なフォルムの指輪が額を傷つけうっすら血が滲んでいた。
彼自身はまるでお構い無しだった。背後に立つオレにもまるで気付いていないようだった。また、目の端が赤かった。
できれば誰も傷つけたくないんだ、と、会議の終わり際オレはうっかり口にしてしまった。
隣の彼には聞こえてしまった。
ああそれともオレ、聞こえるのわかってて、彼がオレの言葉を聞き逃すはずないこと知ってて言ったのかな。
決行前夜、ヒリヒリとした空気を隠しきれずに、それでもどうにか寝静まったふりをしているアジトの一角で、彼だけは煌々と目も眩むような白い光の下、まだもがいている。
足下に散らばった走り書きは、難しい漢字の専門用語と数式とアルファベット、たぶんイタリア語が、入り乱れてて、オレにはさっぱり読めなくて、自分一人でやってみせるからと防壁を作って突き放されたみたいな気分だった。
「寝ないの?」
わざと語尾を跳ね上げて、明るい疑問形にした。彼はビクリと肩を震わせた。
ほら、気付いてなかった。
暗がりから見てたオレのこと。
「明日、朝早いよ。君が先発部隊なんだから」
とりあえず、振り返ってはくれた。
部下の礼儀なんだ、きっと。
眼差しは休む気はないって言ってる。
ああ、どうしてこうなんだろう。
オレが痛いよ。
どこかわかんない。けど、君のその目で見られると、体の奥が痛むんだ。
痛い。
たったその一言を言い訳にして、せっかく君が作ってくれた床一面の走り書きを、努力の跡を忠誠心を踏み付けて、オレは彼に駆け寄った。
たった二歩だったけど、オレは全力疾走だった。
だって、痛い。
いっそ彼が居なかったらいいと思うぐらい。
このまま消えてくれればいいのに。
押し潰されて、居なくなってくれてもいい。
そう思いながら肩に手をかけて背中に腕を回して引き寄せた。抱くなんてやさしい気持ちじゃない。オレのからだに押し付けた。
骨が軋めばいい。息も出来なくなればいい。オレの痛さがちょっとでもわかればいい。このまま居なくなってくれてもいいんだ。こんなやつ大嫌いだ。
胸の辺りに湿った空気が吐き出された。
声だったのかもしれない。
知らない。
どうせ、十代目、しか言わないんだから。
「もういいから。」
声が怒った風に出て、いつもならしまったと思うところなのに、今日はもう、止めようとも思わない。
「もういいから。やめて。君がやらなくていい」
振りほどこうと、オレの胸に当てられていた腕が、急に力を失う。
「もういいよ。どーせいっつも無茶苦茶だし、ここってとき役に立たないし、怪我するし、非常識だし、暴走するか騒ぎを大きくするか全部吹き飛ばすしか能がないんだから。」
役立たずっていうんじゃないか、こーゆーの。
オレの腕のなかで獄寺君はどんどん冷たく小さくなっていく。
知ってるよ。
だってオレ、ダメツナだもん。
もういいって言われたときの、身体が消えてく感じはよくわかるんだ。
だから。
「もういいよ。獄寺君。
オレがいるから。
君がどんな失敗しても、
オレがいるから、
みんないるから、
君が無理しなくていい。
大丈夫だから、お願いだから、
もうやめて。」
腕のなかでどんどん彼の身体が小さくなって細く冷たくなって消えていく。
このまま消えてくれていいのに。
消えてしまえばいいのに。
そして残った最後の一かけらで、オレにしがみついて、オレのからだの奥の痛いところをふさいでくれたらいい。
そうしたら、オレも君も痛いところなんてなくなるのに。
でもきっとオレのそんな思いは彼には届いてなくて、彼もきっと今どうしようもなく痛い思いを抱えてて、この深い谷を渡せるなにかが見つからなくて、泣くことも出来なくて、オレはただ彼の身体をつかまえていた。
痛かった。
いつか伝わる日が来るんだろうか。
伝えられるようになるんだろうか。
痛いねって、痛かったねって。
多分獄寺君が右腕を目指すように、今はオレにも欲しいものがあるんだ。
でもそれはなんなのか、手に入れるにはどうしたらいいのかわからなくて、
痛くて仕方がなかった。
痛いから、きっと痛いはずの獄寺君の身体を抱いていた。
押し潰すみたいにしがみつくみたいに身体を寄せて、いつか朝が来るはずだから、長い夜をせめて泣かずに越えられるように。
朝が来たら夜が明けたら、君に一番に伝えられるように。
おしまい。
やっとなんか自分のなかで
つなさんがわかってきた。
気がするまぼろしだったらこまる
地下アジト修行中。
獄寺は修行から逃げてランボはツナに怒られた日のこと。
目がごろごろするのは
砂埃のせいだ。
半分言い訳を
(何故言い訳だと思うんだ?)
口にしながら
じりじり熱をもつ下瞼には触れないで、
ハヤトは数少ない
自分以外誰も知らないはずの水場を目指して
すたすたと廊下を急いでいた。
先客がいた。
ちびっこい白黒のもじゃもじゃ頭の先客がいた。
段ボール箱を積み上げ
高い鏡を覗き込んで
先客はぼろぼろ泣いていた。
(いやまあ、いつも泣いてんだけどよ)
ちょっと尋常じゃない泣きっぷり。
声もあげずに涙だけぼろぼろと。
「……どーした? アホ牛」
先客、ランボはぐるりと振り返った。
いや、本当にすごい泣きっぷり。
「……ツナにおこらりた」
涙目の隼人にボロ泣きのランボはそう言った。
「ランボさんおこらりた。
ランボさんつよくなる!
おしえろごくでら!!」
ずびずびっと鼻をならして、
べちょべちょの手が
どこに持っていたのか
無数の手榴弾を取り出す。
「おちえろ! ごくでらバカはやとー!!」
馬鹿は余計だアホ牛!
つっこみは爆風に書き消され、
狭い水場では逃げ場もない。
両腕でとっさに頭をガードして
爆風が引いたと思ったら
ランボはもう次の手榴弾を構えている。
「落ち着け、バカ!」
小さな手が投擲するより早く、
咄嗟に間合いに踏み込んでその手を押さえる。
(うっわ、べっとべと……)
「強くなるったって、ここでンな物騒な物投げてどーすんだよ。あぶねぇな」
言いながら、
あれ、このセリフ前にどっかで……
とハヤトは思う。
そうだ。城で、シャマルに。
なぜか、深い嘆息。
つまみ上げられたランボがじたばた暴れる。
「おちえろ、おちえろ、おちえろー!!」
オレ、こんなんだった、か?
「そりゃまー、破壊力はそれなりあるけどよー……」
どーしたもんかと見る
黒いモジャモジャ頭。
マモンチェーンに巻かれた雷のリングが
そこにはしっかりひっかかっている。
そーいやコイツも守護者なんだった。
雷の守護者。
激しい一撃を秘めた雷電。
さっき見せた一瞬の圧倒的な破壊力。
未来に遺されたもの、
手紙にボックス
それらはすべて、
過去から来たオレたちに託された何か。
かち、と、
ハヤトの中でピースのハマる音がした。
「てめーだ、アホ牛!」
小さな手を引っ掴んで、
ハヤトはさっき来た道を引き返す。
「あ、ら、ら?」
首根っこを掴まれて
振り回されるランボは
何がなんだか分からない。
「稽古つけてやるっつってんだよ。
そんかわり
泣いても容赦しねーからな!」
「な、泣かないもんね。
強くなるんだもんね!
ランボさんはがまんの子ー!」
「っしゃ!
今の言葉、忘れんなよ!」
大気に渦巻くエネルギーは、
雷となって地に落ちる。
遠雷は嵐の合図。
嵐はやがて、
激しい雨とともに、
すべてを洗い流すのだ。
|・∀・)っ|)みょん
火曜早朝の妄想だっ!
ほっとけっ!
||)っ
獄寺は修行から逃げてランボはツナに怒られた日のこと。
目がごろごろするのは
砂埃のせいだ。
半分言い訳を
(何故言い訳だと思うんだ?)
口にしながら
じりじり熱をもつ下瞼には触れないで、
ハヤトは数少ない
自分以外誰も知らないはずの水場を目指して
すたすたと廊下を急いでいた。
先客がいた。
ちびっこい白黒のもじゃもじゃ頭の先客がいた。
段ボール箱を積み上げ
高い鏡を覗き込んで
先客はぼろぼろ泣いていた。
(いやまあ、いつも泣いてんだけどよ)
ちょっと尋常じゃない泣きっぷり。
声もあげずに涙だけぼろぼろと。
「……どーした? アホ牛」
先客、ランボはぐるりと振り返った。
いや、本当にすごい泣きっぷり。
「……ツナにおこらりた」
涙目の隼人にボロ泣きのランボはそう言った。
「ランボさんおこらりた。
ランボさんつよくなる!
おしえろごくでら!!」
ずびずびっと鼻をならして、
べちょべちょの手が
どこに持っていたのか
無数の手榴弾を取り出す。
「おちえろ! ごくでらバカはやとー!!」
馬鹿は余計だアホ牛!
つっこみは爆風に書き消され、
狭い水場では逃げ場もない。
両腕でとっさに頭をガードして
爆風が引いたと思ったら
ランボはもう次の手榴弾を構えている。
「落ち着け、バカ!」
小さな手が投擲するより早く、
咄嗟に間合いに踏み込んでその手を押さえる。
(うっわ、べっとべと……)
「強くなるったって、ここでンな物騒な物投げてどーすんだよ。あぶねぇな」
言いながら、
あれ、このセリフ前にどっかで……
とハヤトは思う。
そうだ。城で、シャマルに。
なぜか、深い嘆息。
つまみ上げられたランボがじたばた暴れる。
「おちえろ、おちえろ、おちえろー!!」
オレ、こんなんだった、か?
「そりゃまー、破壊力はそれなりあるけどよー……」
どーしたもんかと見る
黒いモジャモジャ頭。
マモンチェーンに巻かれた雷のリングが
そこにはしっかりひっかかっている。
そーいやコイツも守護者なんだった。
雷の守護者。
激しい一撃を秘めた雷電。
さっき見せた一瞬の圧倒的な破壊力。
未来に遺されたもの、
手紙にボックス
それらはすべて、
過去から来たオレたちに託された何か。
かち、と、
ハヤトの中でピースのハマる音がした。
「てめーだ、アホ牛!」
小さな手を引っ掴んで、
ハヤトはさっき来た道を引き返す。
「あ、ら、ら?」
首根っこを掴まれて
振り回されるランボは
何がなんだか分からない。
「稽古つけてやるっつってんだよ。
そんかわり
泣いても容赦しねーからな!」
「な、泣かないもんね。
強くなるんだもんね!
ランボさんはがまんの子ー!」
「っしゃ!
今の言葉、忘れんなよ!」
大気に渦巻くエネルギーは、
雷となって地に落ちる。
遠雷は嵐の合図。
嵐はやがて、
激しい雨とともに、
すべてを洗い流すのだ。
|・∀・)っ|)みょん
火曜早朝の妄想だっ!
ほっとけっ!
||)っ
UP△
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