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    こちらは舞台裏、管理人のラクガキ帳カキカケblogです。
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こうしんりれき
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おもっきしメモです。
かきつけです。
小説じゃありません。



山本さんは刀片手に雲雀さんトコに遊びにいくようになりました。
遊び=決闘。
好戦的だなあんたら。

いつもは互角なのに、珍しく山本さんが数連敗しました。

「君の実力ってその程度なの? つまらないな。
 決めた。次、僕に負けたら、その時は本当にかみ殺す」
「ははっ。参ったなーそりゃ。次は本気で命がけかー」
山本は立ち上がる。服とか破れてる。
「じゃあさ、ヒバリ。交換条件。次、オレが勝ったらヒバリをオレにくれね?」
「……何言ってるの?」
「次負けたら、オレのこと殺していいよ。ヒバリにオレをやるよ。
 そんかわり、オレが勝ったら、オレはヒバリが欲しい。」
沈黙が長くて、山本はつい、一晩でいいよ、なんて言いたくなる。
そうじゃなきゃ、冗談だよ。でもそれは、冗談じゃないから言わない。本気だから言わない。
(……あ、でも逃げたい。つけたそうかな、一晩でいいって。でもな、情けなさすぎるよな。)
雲雀が息を吐く。
「…………いいよ。好きにすればいい。」
「え? マジ?」
「僕が負けるわけないからね。どうでもいい。
 次、君に勝って、君を殺して、このゲームもおしまいだ。そろそろ飽きたしね。」


でも、次の試合、山本が勝っちゃうんですね。(お約束)


「えー……と? オレ、勝った?」
トンファーははじき飛んでいる。
山本の刀の切っ先が、壁を背に膝をついた雲雀の喉元にあたっている。
「君はこの状況から僕に負ける可能性があると思うの?」
「……ない、かな?」
ばかじゃないの。
雲雀は呟く。
「僕の負けだよ、好きにすればいい。」
「え? いや。でも……」
正直流石の山本も予想外。
雲雀は立ち上がる。
山本の刀を蹴り飛ばして、真っ直ぐに顔を見つめて、繰り返す。
「好きに、すればいい。」
「ヒバリ……」


で、まあ再びお約束にぬぎぬぎさせるところまでは

雲雀さん素直

なんですがイザってところで。



「なにそれ。君は僕に四つん這いになれって言うの?」


(え、ヒバリ、嫌がるのそこなの?)





まあ、一回目はそんなオチ希望。










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別れ話一歩手前。
caution山本さんが生まれつき男の人好き



山本の手が、オレの肩に触れる。
そこからシャツを撫でて、遠慮もなく首元へ。

「待てってんだよ。オイ、さわんなっ!」

思い切り腕を振り上げたら山本はさすがに驚いた顔をして離れた。
離れて、もうしませんとばかり両手を上げて、一度瞬きした。そして、へらっと笑った。
いつもの、全部解ってるようなあの笑顔だ。

「獄寺、好きなヤツできた?」

(だからなんで、
 こいつはいっつも人の心を見透かしたように、へらへら笑いながらオレのなかに入ってくんだよ)





獄寺は、腕を振り上げた勢いそのまま、壁際にへたり込んだ。
しゃがみ込んだまま睨み付ける。
ああ、図星だ。
山本は確信する。

(わっかりやすいやつ。
 あーあ、これはもうおしまいかな、オレ達。)

溜息はつかなかった。落胆さえしていなかった。

(結構続いた、よなぁ。始めたときは、すぐフラれると思ってたんだけど。)

最初っから、獄寺の目は山本には向いていなかったので、
真っすぐたった一人しか見ていなかったので、
それに気付いていないのは当の獄寺だけだったので、
気付くまでだ、と覚悟はしていたのだ。

(で、永遠に気付かなかったら、
 それかうっかりこっちに視線をくれたら、
 ラッキーだなーって。
 いやー、ほんと馬鹿だよな獄寺って。
 結局何年かかったんだ?)

息を落ち着けた獄寺がたちあがる。
ぐしゃぐしゃになったシャツを叩いて乱暴にシワを延ばす。胸元ははだけたまま。
これも見納めかな。


「……なにへらへら笑ってんだよ。泣くかキレるかするトコなんじゃねーの?」

「なんで?」

「なんでって、フツーそうだろ!」

「オレ、フツーじゃねーもん」




(ああ、こいつは……!!)

獄寺はまたいつもの言葉を繰り返す。
ただし今は、本当に声を出して。

「なんっでいっつもそうなんだよ。
全部わかってる風な悟ってるような顔しやがって!」

「……たぶん、本当にそうだからじゃね?」

けろっと返されて、頭に上った血が行き場を無くす。獄寺がどうにか二の句を次ぐ前に、山本は笑顔をひっこめて淡々と話し出す。

「ほらオレ、身体でかいじゃん。あれ来るのも早かったのな。そりゃ小五で思い知らされて、延々5年も考えてりゃ、悟りの一つも開けんじゃねーの?」

そういって、また笑って、山本は獄寺の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。

「ま、とりあえずおめでと。長かったな。と、あと、がんばれよ。じゃ、また明日ガッコーで。」

ひらひら手を振って去っていこうとする。


(ああ、本当にこいつは……)

獄寺は繰り返す。

(わかった顔して踏み込んで、しかも全然わかってねぇ。
 バーーーカ!)


「待てよ!」

肩を引っつかんで引き止めて、半回転させる。そのまま山本の身体を壁に押し付けた。
驚いた顔をしている。

(バーカ)

もう一度繰り返して、口づけた。


てめーごときに悟りが開けんなら、
8つでハハオヤがハハオヤじゃなくてアイジンがハハオヤでしかもとっくにチチオヤに殺されてましたって知ったガキは、今頃神様にでもなってんじゃねーの?
生憎だったな!

「ご、くで、ら……?」

「オレはちょっと待てって言っただけで、やらねぇとは言ってねぇ。」

山本はまだぽかんとしている。

永遠にわからなくて結構だ。
オレは、こんなことするためのココロなんて信じない。

「…………オレがてめーのことなんか好きじゃないって知ってて、今までさんざんやってたのはどこのどいつだよ。」

硬い手の平が髪を撫で肩に触れ、ベルトにかかった。
あーあ、わっかりやすいやつ。
どいつもこいつも、バカばっかりだ。

そして、獄寺はゆっくり目を閉じた。










vsヴァリアー、大空戦中。






「雲雀のやつ何考えてやがんだ」

前を行く獄寺が言った。
苛々と。

「何って、あれだろ。並盛の風紀 」

「だからそれって何だって言ってんだよ」

さあ。なんだろな。

角を曲がれば体育館の入口。という所で遠くで爆発音がしてでっかいコンクリートの塊がとんできた。壁にぶつかってべっこり大きな凹みが出来る。

ああ、雲雀が見たら怒るなぁ。

オレは上空の爆発の犯人、ザンザスを見る。

つか本当、穏やかじゃねーよなー。

隣で戦ってるツナを見る。

あいつも本当は……つか、ツナは本当に、こーゆーの好きじゃねぇのに

ツナは、平和なのが好きだ。普通なのが好きだし、オレも普通のいつものツナが好きだ。

オレはどーだろ。

また飛んで来た破片をよけて、考える。

正直、結構楽しい。
きっといつも野球してるからだ。
いつだって真剣勝負だし、そういうのは好きだ。それに、オレは最初っからあんまりふつうじゃない。

負けたこととか、あんまりないのな。

つまらない。と思ったこともある。オレも普通ならよかったって。
でも、そんなの思い上がりで、県大とか地区とか全国とか、オレより強いのは大勢いる。そいつらと試合するのは、楽しい。きっと、本気で野球してきたのは、本気でやらなきゃオレより強いやつとは対戦出来ないからだ。いま、野球じゃないのにけっこー楽しいのは、周りがみんなオレより強いからだ。
あー、オレ普通じゃなくてよかった。

ああそっか

なんとなく、オレは理解した。

じゃあきっと雲雀は強すぎるんだ。だからきっとつまんなくて、拗ねてんだ。

オレはなんだかおかしくなってきた。
うん。なにかって言うと噛み殺すっていうあの態度、遊び相手が欲しいんじゃないか? 一人だけ普通じゃないから退屈で、拗ねてんじゃないのか?

あー、これが終わったら、こんど応接室に遊びに行ってみよう。野球、は、したくねーだろーから、刀持って。
普通の平和を見下ろして、一人だけ退屈を持て余してるうちのエースに。










いやだ。
こんなのはいやなんです。
オレは、あなたに愛されたくなんてなかったんです。
触れられるだけで息も止まるような、キスして抱き合って縋るような、そんな生き物にはなりたくなかった。
そんな、誰もがするような、今もどこかで誰かが、どこでも誰でもができるような、こんなくだらないありふれた陳腐なやり方で、あなたに触れるような生き物になりたくなかった。あなたを求めるような生き物になりたくなかった。
オレは、あなたが、
おれは、あなたの…………




そういって彼は黙ってしまった。
言葉が続かないんだ。本当に、息も出来ないんだろう。苦しそうな背に手を当てた。抱き寄せたら彼はやっと一つ大きく息を吐き、いやだとつぶやいた。


うん、ごめんね。
オレは頭が悪いから、国語とか得意じゃないから、
ごめんね。好きだって言われているようにしか、聞こえなかったよ。





『傍線部を説明せよ』











vsヴァリアー直後


そこから飛び降りようとしたことがあるのだと聞いた。
フェンスの上に立ってみた。
風速微風。
べつに、危なくはない。
たかが三階の屋上、高度10m強、自由落下で1秒弱。
「こんなんで、死ぬかよバーカ」

ばんっと音を立てて鉄扉が開いた。
「なにやってんだよ獄寺! あぶねーぞ!」

あんまり馬鹿なんで、返事するのもたるい。

「しなねーよ」
山本はまだ青い顔で口を開けている。アホヅラを見下ろすのは、少し気分がいい。
「オレ達は、いまっさらこんなとから落ちてもしなねーんだよ」
わかってんだろ
オレもお前も
もうこの程度じゃあ死なない生き物になってしまったんだ。

「何言ってんだよ。訳わかんねぇ。いーから降りろって、危ない」

ああコイツは本当に馬鹿だ
と、思った。説明するのが面倒になって、オレはフェンスから仰向けに自由落下した。






獄寺が落ちた。
うそだろ?
駆け寄って、フェンスに指をかけて、見下ろすと、獄寺は、平然と、中庭に突っ立って、オレを見上げていた。
「バーカ。だから、しなねーんだよ。オレ達は」
傷だらけの手で、包帯を巻いた胸で、獄寺が叫んだ。
ああ、うん。そうなのかもしれない。
例えばもう、オレだって。
ここから落ちたら?
刀を壁に刺して、減速する、とか?
死なない。
かもしれない。
オレはもうこんなところからは死ねないのかも知れない。
だけど



屋上で、無駄にでかい身体が小さな影を作っている。
そーだよ。
オレ達はもう死なないんだ。
オレ達はもう死なない。
だけど……
なんでだろう。
オレは、あの人は死ぬかもしれないと思った。
あの人は、まだ、死ぬかもしれない。
オレよりもっと、ずっと強いのに。
あの人は、死ぬかもしれない。
そんなのは嫌だ。
だけど、なんでだろう。オレは、
あの人は、学校の屋上からでも、死ねたらいいと思った。











|・∀・)っ|)みょん
ギャグ漫画がバトる漫画になるって
中の人にはすごいことだと思うんだ。











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